本稿は用語の核を見取り図で示し、バーとセンターの橋渡しを作ります。語の由来や読みも添え、混乱を減らします。仕上げは練習導線です。今日の復習が明日の発見へ繋がるよう構成しました。
- 姿勢と方向の図を言葉へ結ぶ
- 足と腕のラインを短文で覚える
- 回転と跳躍は入口と出口で考える
- 音楽のカウントと視線を一致させる
- 自習は小さな単位を連結して積む
バレエ用語を図解で理解する|全体像
最初に全体の地図を持つと、個々の語の意味が絡み合います。図と短文を往復し、姿勢と方向を先に固定します。次に腕と足の軌道を重ねます。最後に音と視線で輪郭を閉じます。順序を守ると記憶が長持ちします。
姿勢と方向の図解
立位は頭頂が天井へ伸び、胸骨は縦に保ちます。骨盤は水平です。視線は水平で遠くです。
方向は前を1とし、右へ2、後ろを3、左へ4とします。矢印で矢先を決めます。
正面→斜め前→側面→斜め後ろの順で理解すると迷いません。軸が一本だと動作が軽く見えます。
5ポジションの見取り図
一番はかかとが触れ、つま先は左右へ開きます。二番は足幅を一足分に広げます。三番はかかとが土踏まずに触れます。四番は前後に開きます。五番はかかととつま先が互いに触れます。
図は足先の矢印で外向を示し、膝と爪先の方向を一致させます。
用語の発音と表記を整える
フランス語表記は意味の手がかりです。タンデュは伸ばす意味です。デガジェは離すです。ロンは丸いです。デヴァンは前です。デリエールは後ろです。
読みは短く切り、身体の動きと同時に言います。耳で形が残ると失敗が減ります。
ルーム方向とエポールマン
部屋の前を観客正面とします。クロワゼはねじれの表情です。エファセは開きの表情です。
肩と顔の向きで同じ足でも色が変わります。胸は縦に伸ばし、肩甲帯は横へ広げます。
図は斜線で肩の傾きを示します。矢印で顔の方向を記します。
音楽用語とカウントの結び
カウントは動作の入口と出口を決めます。アンダンテは歩く速さです。アレグロは軽快です。
数えは1と2で上下の切り替えを作ります。入りは半拍を意識すると整います。
音の縁で強さを出し、音の中で柔らかさを出します。
注意ボックス
図は正解の一例です。骨格や床で最適は変わります。図と身体の差を観察し、言葉を微調整します。
手順ステップ(図→言葉→身体)
- 図で方向と線を確認
- 短文で動作を要約
- 鏡なしで言葉だけで再現
- 動画で差を観察し修正
- 翌日に別の照明で再確認
ミニ用語集
- デヴァン: 前への配置
- デリエール: 後ろへの配置
- クロワゼ: 交差の表情
- エファセ: 開きの表情
- アンデオール: 外回し
- アンデダン: 内回し
腕と上体の用語を図解で理解する

腕は線を描き、上体は歌を作ります。腕の丸みと肩の広がりは作品の品を左右します。ポールドブラとエポールマンを図で重ね、呼吸と視線で温度を調整します。短い合図で再現できる形にします。
ポールドブラの基礎
準備は腕が下で丸く保ちます。アンナヴァンは前で丸いです。アンオーは頭上で丸いです。アラセゴンドは横で水平です。
肘は針金のように曲げず、空気を抱きます。手首は折りすぎません。指は長く保ちます。
肩は下げずに横へ広げます。胸は縦に伸ばします。
エポールマンの角度
右肩を前に出すと自然なねじれが生まれます。頭は鎖骨に沿って傾けます。
顔は目線の弧で音と重ねます。腰は正面です。
角度は少しで充分です。過剰な傾きは軸を崩します。矢印で顔の方向を確認します。
視線と顔の付け方
視線は先に動き、頸が続きます。顔は最後に静かに決まります。
笑顔は頬骨を上げるだけで十分です。歯を見せ過ぎると硬さが生まれます。
目線は客席の上段へ伸ばします。照明に惑わされない線を作ります。
比較ブロック(腕の設計)
丸みを優先
- 肘は外に広がる
- 手首は柔らかい
- 視線は長い弧
直線を優先
- 肘は長く伸ばす
- 手首は中立に置く
- 視線は鋭く短い
ミニチェックリスト
- 肩甲帯は横に広いか
- 胸骨は縦に伸びているか
- 手首は過剰に折れていないか
- 指先は長く残っているか
- 視線は客席へ届いているか
事例引用
「腕の丸みを図で確認してから練習したら、指先の余韻が残り、上体の歌が自然に出た。」
脚と足の用語を図解で整理する
足の語は似た意味で迷いやすいです。タンデュとデガジェは近い関係です。線の長さと床との距離で区別します。アンデオールは向きを決める鍵です。図で膝と爪先の一致を確かめます。
伸ばすと離すの違い
タンデュは床をなぞります。足先は遠くへ伸びます。デガジェは床からわずかに離れます。高さは低めです。
図は矢印で方向を示します。床との距離を線で描きます。
膝と爪先の向きは一致です。外向が崩れると線が短く見えます。
外向の維持と回旋の質
アンデオールは股関節の奥行きで作ります。膝を捻りません。
かかとを見せる意識で外向へ導きます。骨盤は水平です。
図は扇の線で向きを示します。力は外ではなく奥に集めます。
軸脚の役割
軸脚は静かに強いです。膝は伸び、足裏は均一に接地します。
股関節は奥で支えます。骨盤は揺れません。
図は重心の点を描きます。点が上下に動かなければ安定です。
ミニFAQ
Q: デガジェの高さはどれくらい?
A: 床から数センチで十分です。線の長さが目的です。高さは結果として生まれます。
Q: 外向で膝が痛いときは?
A: 股関節の奥で向きを作ります。膝を回しません。痛みが続く時は休みます。
ミニ統計(定着の傾向)
- 図と短文の併用で用語定着が向上
- 床との距離を言語化で再現率が増加
- 外向を奥で作ると疲労が軽減
ベンチマーク早見
- タンデュの線が途切れない
- デガジェの高さが一定
- 軸脚の重心点が安定
- 膝と爪先の向きが一致
- 外向を奥で作れる
回転系用語を図解で設計する

回転は入口と出口の設計で成功率が変わります。視線の先行と骨盤の水平が鍵です。スポッティングを図にし、入りの半拍と同期させます。軸の位置を点で管理します。
入口と出口の設計
入りは視線→頸→胸→骨盤の順です。パッセは早すぎず遅すぎずです。
出口は降りの足音を短くします。沈みは小さくします。
図は軸の点と視線の矢印です。点が移動しなければ良好です。
視線の先行とスポッティング
視線は先に回り、顔が跳びます。頸は柔らかく遅れます。
首は一度で切り返します。回数に関わらず弧は一定です。
図は円と目印です。目印が固定だと安定します。
軸の作り方と骨盤
骨盤は水平で三角の形を保ちます。胸は縦に伸ばします。
足裏は均一です。小指側が浮きません。
図は三角と点です。点が三角の中心だと回りやすいです。
| 要素 | 図の合図 | 短文 | 確認法 |
|---|---|---|---|
| 視線 | 矢印 | 先に動く | 目印を固定 |
| 軸 | 点 | 動かさない | 床印で確認 |
| 骨盤 | 三角 | 水平を保つ | 鏡なしで確認 |
| 入口 | 半円 | 半拍で入る | 録音で検証 |
| 出口 | 短線 | 静かに降る | 足音を録る |
よくある失敗と回避策
視線が遅い:半拍を遅らせず先行へ戻します。目印は高めに取ります。
軸が流れる:足裏の均一を作り直します。点を床印で管理します。
降りが重い:足音の録音で短線を意識します。沈みを小さくします。
注意ボックス
回転数の増加は後段です。入口と出口の質が先です。図で入口と出口を固定します。
跳躍系用語を図解で安全に運用する
跳躍は踏切の角度と着地の静けさで印象が変わります。矢印でベクトルを描くと再現が簡単です。滞空の弧は短めに保ちます。着地は粒を揃えます。音と視線を一致させます。
踏切ベクトルと滞空
踏切は前上方へ四十五度です。母趾球から押します。
上体は縦を保ちます。腕は遅れて広がります。
図は矢印で角度を示します。弧は短く描きます。着地まで呼吸を保ちます。
両足着地の整理
アッサンブレは集める意味です。空中で閉じます。
着地は両足で同時です。膝は揃えます。
図は二本線が一本になる形です。音は短く揃えます。床との関係を耳で管理します。
音と静けさの関係
音の縁で強さを作り、降りで静けさを残します。
拍頭は少し早く置かず、遅らせすぎません。
図は縦線で拍を示します。線の前後で質感が変わります。耳と目で確認します。
- 踏切角度を矢印で固定
- 腕の遅延を短文で確認
- 着地の足音を録音
- 滞空の弧を短く設計
- 音の縁と中を言い分け
- 視線は遠くへ保つ
- 翌日に別床で再検証
手順ステップ(安全化)
- 低い弧で反復
- 音を短く揃える
- 角度を固定して加速
- 衣装重量を想定
- 舞台サイズで導線修正
比較ブロック(映えと安全)
映え重視
- 弧はやや高め
- 腕は広がる
- 視線は上段
安全重視
- 弧は短く
- 着地は速く静か
- 視線は水平
用語を組み合わせて練習導線を作る
単語は連結して初めて力になります。バーの語をセンターで使い直します。小さな連接を積むと迷いが減ります。図は線路のように並べます。今日の組み合わせを明日に繋げます。
バーからセンターへの橋渡し
タンデュの線は移動の線です。バーで線を描き、センターで方向へ変換します。
アンデオールは向きの土台です。センターで表情に変わります。
図は同じ矢印を別の色で重ねます。意味の流れが見えます。
用語ミックスの組み立て
例はタンデュ→パドブレ→アッサンブレです。線→歩→跳の流れです。
次はデガジェ→シャッセ→ジュテです。離す→滑る→投げるの連接です。
図は矢印を連結します。駅名のように語を並べます。覚えやすくなります。
自習メニューの言語化
五分で一語を復習します。図を見て短文で言います。
次の五分で組み合わせを練ります。最後の五分で録音を聞きます。
短い時間でも積み上がります。曜日で語を変えると偏りが減ります。
- 月は足の線を復習
- 火は腕の丸みを確認
- 水は回転の入口を整備
- 木は跳躍の角度を固定
- 金は表情と視線を練習
- 土は導線を舞台サイズへ
- 日は休みと記録の整理
ミニFAQ(導線づくり)
Q: 時間が少ない時は?
A: 一語一短文で十分です。図を一枚だけ見ます。翌日に続けます。
Q: 組み合わせが難しい時は?
A: 線→方向→表情の順に戻します。線ができると組みやすいです。
事例引用
「駅名のように語を並べたら、通しの迷いが減り、音との一致が安定した。」
まとめ
図解は形と言葉の橋です。姿勢と方向を先に固定し、腕と足の線を重ねます。回転は入口と出口で設計します。跳躍は角度と静けさで整えます。
語は単体で覚えず、短文と図で連接します。バーとセンターを線路のように結びます。記録と微修正を続けると、用語は身体の記憶へ変わります。明日のレッスンで一語を試し、一枚の図で更新してください。


